キャンプブームとなっている2020年代ですが、「ソロキャンプか複数人でいくか?」といった選択肢と共に悩むのが、「ハイスタイルかロースタイルか?」といった選択肢です。
どちらかと言えばロースタイルが人気となっていますが、「ハイスタイルの方が好き」といった人もある程度存在します。
キャンプ初心者からすると、「ハイスタイルキャンプって何?」「自分たちはどっちが適しているの?」と疑問に思ってしまうことでしょう。
せっかくキャンプを始めるならば、できるだけ自分たちに合ったスタイルで楽しんでもらいたいものです。
この記事では、そんな「ハイスタイルキャンプとは?」という疑問や「向いている人と向いていない人」について解説していきたいと思います。
ハイスタイルキャンプとは?
ハイスタイルキャンプとは、「高い=high」という言葉通り「キャンプのイスやテーブルなどの高さが家庭用のいすやテーブルと同じような高さで行うキャンプスタイル」のことを指します。
高さで言えばイスが45㎝以上、テーブルが60㎝以上といったところでしょうか。
また、意思やテーブルだけで泣く、焚き火台やバーベキューコンロなども55㎝以上のものを揃え、キャンプのすべてを高めの位置で行えるようにします。
決してアイテムごとに高さをバラバラにしてはいけません。
高く統一させることで、見た目はもちろん機能面でも使いやすい状態にできるのです。
ハイスタイルキャンプが向いている人
ここまでの解説で、ハイスタイルキャンプがどのようなものでどういった魅力があるのかがお分かりいただけたかと思います。
その内容を踏まえたうえで、「ハイスタイルキャンプに向いている人」を挙げてみましょう。
立って調理をしたい人や虫が嫌いな人
ハイスタイルキャンプは、立った状態で作業することが多くなるので、バーベキューやその他のメニューを作るのも非常に楽です。
また、「虫が嫌いな人」にもハイスタイルキャンプはおすすめです。
ロースタイルキャンプの場合は、地面からの距離がかなり近いので、地面を歩く虫がたかってしまう可能性が高まります。
特に春先から秋までは、自然の中ゆえに様々な虫が生息しているので、虫が苦手な人はハイスタイルキャンプがおすすめです。
子ども連れや犬を連れて来ている人
そして、子供連れや犬を連れてくる人にもハイスタイルキャンプは非常に魅力的でしょう。
ロースタイルキャンプの場合は、幼児であっても火を扱う道具や出来上がった熱いスープ系のメニューに手が届いてしまいます。
ふと目を離した隙に火傷をしてしまう可能性もあるわけです。
犬にとっても同じようなリスクがあります。
低い位置に出来上がった料理があれば、つまみ食いが容易になってしまいます。
玉ねぎを筆頭に、アウトドア料理には犬が食べてはいけないものがあるので、ハイスタイルキャンプの方が安心して楽しめるはずです。
腰痛持ちの人
ハイスタイルキャンプは、「腰痛持ちの人」には最適のキャンプスタイルです。
流行しているロースタイルキャンプは、常に低い位置に腰を落とすので、立ち上がる際にかなり腰に負担が掛かります。
調理をする際や移動する際に立ち上がらなければならないので、キャンプの途中で腰痛を悪化させてしまう人もいます。
腰痛はもはや日本人の国民病とも言えるほどスタンダードな症状なので、意外とロースタイルキャンプでしんどい思いをする人が多かったりするものです。
それゆえに、腰痛持ちの人はハイスタイルキャンプが向いていると言えるでしょう。
ハイスタイルキャンプに向いていない人 ハイスタイルキャンプに向いていない人の特徴も挙げてみましょう。
のんびりと自然を満喫したい人
ハイスタイルキャンプに向いていない人は、「のんびりと自然を満喫したい人」です。
これはロースタイルキャンプの醍醐味とも言えますが、地面に近い位置に座ることでより深く自然を感じることが可能となるのです。
せわしなく多くのメニューを作って食べるといったキャンプではなく、低めのバーベキューコンロでお肉などを焼きながらゆっくりと過ごしていきます。
食後に自然を眺めながら本格的なコーヒーを味わうといった楽しみ方もできます。
動きにくいという特性ゆえに、のんびりと過ごすことができるわけです。
のんびりとしたい人がハイスタイルキャンプをしてしまうと、立っている時間が必然的に長くなってしまうので、「なんだかくつろげないな」と感じてしまうでしょう。
車のサイズが小さい人
キャンプ用品は、かなりかさばりますよね。
特にハイスタイルキャンプの場合は、高さがある分キャンプ用品も余計にかさばってしまうのです。
キャンプに向かう車のサイズが小さい人は、かなり現実的に厳しくなると言えるでしょう。
まとめ
今回は、「ハイスタイルキャンプとは?」という疑問や「向いている人と向いていない人」について解説してきました。
ハイスタイルキャンプは、「キャンプのイスやテーブルなどの高さが家庭用のいすやテーブルと同じような高さで行うキャンプスタイル」です。
・立って調理をしたい人や虫が嫌いな人
・子ども連れや犬を連れて来ている人
・腰痛持ちの人
これらがハイスタイルキャンプに向いている人です。
ただし、「のんびりと自然を満喫したい人」や「車のサイズが小さい人」には、向いていないと言えるでしょう。
興味がある人は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
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