キャンプは我々の心を癒してくれる効果も期待できますし、純粋に楽しむこともできる非常に素晴らしいアウトドアレジャーです。
しかし、キャンプブームゆえに利用者が非常に多くなり、「隣接する区画の目が気になる」といったケースも増えてきているように思えます。
そんな時にとても役に立つのが「陣幕」や「タープ」です。
ちょっとしたキャンプギアですが、これらのギアの有無によってキャンプの快適度はかなり変わると言えるでしょう。
この記事では、そんな「キャンプで陣幕やタープを使用するメリット」について解説していきたいと思います。
陣幕とは?
陣幕とは、その名の通り「陣(自分たちのスペース)」を防ぐ壁の様な役割を果たす「幕」のことを指します。
元々は戦をする時に将軍などが座る場所を守るための幕でしたが、現在ではキャンプなどのアウトドアの際の幕として捉えられています。
キャンプで使われる陣幕は、それほど大きなものではなく、重さも1kg程度の小さなものから大きくても6㎏程度の重さとなります。
非常にシンプルな設営方法なので、簡単に設営することが可能です。
スペースを仕切るシンプルな役割でありながら、様々なメリットを得ることが可能となります。
風対策
陣幕を風上に設置することで、キャンプでくつろぐスペースへの風の侵入を防ぐ(もしくは軽減させる)ことが可能です。
キャンプは当然のことながら屋外であり、風の強い日は直接風が当たってしまいます。
秋から冬の季節はかなり冷たい風になりますし、春の時期も比較的風は強くなる傾向にあります。
陣幕があるだけで、快適さがかなり変わるので、非常に役立つギアとなるのです。
また、「焚き火」に対しても好影響をもたらします。
風が強いと焚き火が付きにくいですが、陣幕で囲うことで容易に火が付けられるようになります。
強い風は火の粉を巻き上げるといったデメリットもありますが、陣幕を張っておけば火の粉が巻き上がるほどの風が進入することもないでしょう。
そして、周りを囲む形となるので、焚き火の暖かさが増すという嬉しい効果もあります。
目隠し対策
キャンプ場の利用者が多いと、どうしても他者の目線が気になってしまうものです。
せっかくのんびりしに来たのにもかかわらず、他者の目線が気になってのんびりできないといった人もいるはずです。
しかし、陣幕があれば人が通る側に設置することで目隠しとなるので、プライベート空間が確保できます。
陣幕によっては一面だけを仕切るのではなくL字型にして二つの面を壁にすることも可能です。
スペースを明確にできる
フリーサイトの場合、明確な区切りがないので自分たちのスペースが曖昧になります。
自分たちのスペースだと感じている場所を他者が通といったケースも意外と多いものです。
しかし、陣幕を使いパーテーション代わりにすることで、自分たちのスペースが明確になり、他者が入りにくくなるといったメリットを生み出します。
タープも同じようなメリットを得ることが可能
テントと同じような素材でありながらも、手軽に設営できるのが「タープ」です。
タープを張ることで、テント前のスペースをより「リビングっぽく」演出できます。
少しくらい雨が降ったとしても防ぐことができますし、陽射しよけにもすることが可能です。
タープはテントと比べて非常に軽量で、持ち運びもしやすいという特徴があります。
近年では、車中泊可能なキャンプ場においてはテントを設営せず、車の脇にタープを張って過ごすキャンパーも増えています。
また、タープには様々なタイプ(形)が存在します。
・六角形の形をしたヘキサタープ
・四角形の形をしたスクエアタープ
・八角形の形をした
これらのタープは、開放感をある程度確保しながらも他者からの視線を防ぐことが可能となっています。
前述した通り、雨や陽射しよけの役割も担えますし、風対策にもなります。
タープがなければ、イスやテーブル、その他のキャンプギアたちが外に飛び出ている形となり、プライバシーが筒抜けとなってしまいます。
陣幕やタープを上手に組み合わせて使用することで、キャンプの快適度を大幅にUPさせることが可能となることでしょう。
自分たちのキャンプに最適な陣幕やタープを選ぼう
陣幕は、焚き火を囲うタイプの小さなものもありますし、まるで壁の様な大きなものも販売されています。
また、タープに関しても、ヘキサタープやスクエアタープ、オクタタープといった形はもちろん、その大きさなどもかなり豊富な種類があります。
キャンプ用品店やネットショップなどで、自分たちのキャンプスタイルに合ったものをぜひ探してみましょう。
まとめ
今回は、「キャンプで陣幕やタープを使用するメリット」について解説してきました。
陣幕やタープは、風対策や目隠し対策、そしてスペースを明確にするといったメリットを得ることができます。
「テントがあれば十分」と思っている人も、一度使用したらそのメリットを実感するはずです。
ぜひ次回のキャンプの際に試してみてはいかがでしょうか?
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